ローソン、国内1千店で太陽光発電 売電事

ローソンの新浪剛史社長は29日の株主総会で、今期中に国内1千店で太陽光発電を始めることを明らかにした. 節電対策だけでなく、電力を売る新事業に参入する. また、定款の事業目的に「発電事業」や「電気の売買に関する事業」を加えた. 国内1万500店の中から、山梨、静岡、長野の各県を中心に日照時間の多い路面店を選び、発電能力10kWのパネルを設置する. 余った電力は、7月に国が始める自然エネルギーの固定価格買い取り制度を使って電気事業者に売る. コンビニ業界では、セブン―イレブンが1400店、ファミリーマートが11店で太陽光発電をしており、さらに拡大を検討しているが、いずれも節電対策. 売電にまで乗り出すのはローソンが初となる. 新浪社長は総会で「コンビニの社会インフラ機能を強化していく」と話した. 26日に開催される東京マラソンに出場する有力選手の記者会見が24日、東京都内であり、国内外の出場選手が意気込みを語った. 国内男子にとってはロンドン五輪代表選考会を兼ねる. 国内最初の選考会だった昨年12月の福岡国際で日本人トップの3位になった公務員ランナーの川内優輝(埼玉県庁)は「コンディションは順調です」といつもの早口で答えた. 実業団選手と違い、練習時間に制約のある24歳は「1日2時間の練習でも2時間7分台で走れることを見せたい」と語り、2時間8分37秒の自己記録の更新と、五輪出場へ意欲を見せた. 2008年北京五輪の補欠で2時間8分40秒が自己最高の藤原新(東京陸協)は、川内に対して異例の呼びかけ. 「25キロ以降、引っ張り合いましょう. 後ろにつくのはダメ」と話した. 2年前の覇者で2時間8分12秒の記録を持つ藤原正和(ホンダ)は「調子はいい. 流れの中で走っていきたい」と語った.