パイレーツ・オブ・カリビアン: デッドマ

前作『パイレーツ・オブ・カリビアン』より3年、全米でのオープニング新記録を樹立した続編は前作並みに面白い!! 相変わらずのマイペース海賊ジャック・スパロウ船長はいいですね. ただ成長したウィルとエリザベスの活躍シーンの割合が増えた分、このイカレポンチ船長の出番が前作より少なかったのが残念だったかな. 映画の前半はまるで『キング・コング』の髑髏島か? というような原住民との掛け合い. ここでもジャック・スパロウ船長の魅力は全開!!丸焼きにされそうになったかと思えば、たくさんのフルーツを串刺し状態にしながら逃げまくったり. やっぱりあの常に半酔っ払い状態で千鳥足のキャラクターはいいですよね. 後半はビル・ナイ(『ラブ・アクチュアリー』の中年親父ロック歌手)演じるデイヴィ・ジョーンズの登場シーンがやたら多い. あの蛸足海賊船長の見た目の汚さは『ギャラクシー・クエスト』の宇宙人将軍より気持ち悪いかも(? ) そして気持ち悪さでは負けていないのが【クラーケン】だ! あの吸盤の気持ち悪さ、蛸が特産品で見慣れているはずの明石市民の私でも気持ち悪かったが、それよりもあんな映像を作り出せるILMの技術の高さに改めて感心いたしました. そして最後に一番注目すべきなのはラストシーン!!「えぇ~!?」って感じの終わり方でした. 「あ、あの人が!?」と「これで終わり? 」というのが感想ですね. 次作『3』への期待を大いに膨らませる終わり方、どこかしら『キル・ビル』っぽい演出方法かも? 果たして来年公開の『3』はどうなるのでしょうか? キース・リチャーズはどんな役で登場するのかな? そして「さらばジャック・スパロウ」になるのか「Captain Jack is Back」になるのか大いに楽しみであります!! こちらもよろしく↓ 深夜らじお@の映画館. これは考えつかなかったなー. かわいいな~これー. 女の子のプレイ画面、注視してみてください. これ、なんどか見ると、わかりますよね. かわいいよなー. 犬がそしてまたイイな~(笑). もともとゲームが好きで好きで、ゲーム会社に入って、そして現在も、ゲーム会社に関わるお仕事もさせてもらっているんだけれども. ゲームで体が健康になるかもとか、リアリティに限りなく近づいているとか 、いい時代になったなあと思いつつも、やっぱり、 「人生にゲーム」がある幸せ って、こういうことだと思うなあって. いろいろあるけれども、ふと、「ゲーム大好きだったショーネン(小生のことです)の、夢も叶ってるってコトなんだよなー、忙しいけどそれって今、実は. 」と気づき、涙がこぼれそうな、すこしいいムービーのご紹介でした. 皆さんも週中水曜日ですが! ショーネン時代のように、今日もがんばっていきまっしょい. デイヴィッドはとんでもないものを盗みました. ジェニーの心です. そしてキャリー・マリガンもとんでもないものを盗みました. 我々映画ファンの心です. 17歳の女子高生ジェニーのほんのり苦い青春と、本当の意味で大人になるとはどういうことかをイギリスの雰囲気を巧く絡めて描いたこの映画. アカデミー3部門ノミネートも納得の素晴らしい出来でしたが、でもそれ以上に各映画賞計17冠に輝いたキャリー・マリガンの素朴で前途有望な魅力が一番印象的な映画でしたよ. 男女問わず17歳という年齢は大人の世界に対して強い憧れを持つお年頃. 特に女の子ならその憧れはより強いものでしょうし、 『パイレーツ・ロック』 と同じ退屈な1960年代のイギリスに暮らすジェニーなら尚更だったと思います. そんなジェニーにとって雨の日に出会った紳士的でかつユーモアもある知的なデイヴィッドは、プレイボーイというよりはむしろスマートで格好いい大人の男性なんでしょうね. 自分の知らない場所に連れて行ってくれたり、頭の固い父親を言葉巧みに説得してくれたりと、まさに何でも頼れる年上の男性といった感じで、ジェニーも彼と一緒にいるだけで自分が大人になれたような気がしたんでしょう. ちなみにチェロを気遣い、彼女の方から車に乗せてほしいと言わせるあのデイヴィッドのテクは同じ男性として言わせていただくと凄く勉強になりました. 個人的には是非一度実践してみたいです. とは言いつつも一応私も一人の大人ですから、この世間知らずな17歳には「ジェニー、あんた騙されてるわよ」とか「チャラ男だけがプレイボーイじゃないねんで」と忠告もしてあげたい気持ちもあるんです. でも退屈な日々を学業のことしか言わない父親や放浪したいとか言い出す男友達、パリ土産の香水も受け取らない教師に囲まれて過ごすジェニーの立場で考えると、周囲に憧れることができるだけの大人がいないだけに、余計にデイヴィッドが「大人」に見えてしまうのも仕方ないんですよね. ただ彼女は全てデイヴィッドに頼りっぱなしで自分で彼のことを調べるなどせず、またスタッグス先生からのせっかくの忠告も酷い言葉で返した挙句に退学までしたりと、全く一生懸命物事に取り組んだ事実もなければ、周りの声に聞く耳を持つということもしなかったので、彼女が結局は後悔するハメになるのもこれまた仕方ないというか、当然のこと. でもデイヴィッドの本性を知り、改めて周りの声に耳を傾け、そしてオックスフォード進学に向けて頑張ろうと決意した末に、自分から「年取った気分、愚かなままで」と言えてしまうジェニーはもはや17歳の女の子というよりは、本当の意味で大人になった女性なんですよね. やはり着飾って大人っぽく見せるのではなく、中身が成長してこその本当の意味での大人. この映画の宣伝文句である「あの頃に戻っても私は私を止めたりはしない」も後悔はしたけれど、その後一生懸命頑張ったジェニーだからこそ言えるステキな大人の言葉. そしてコミック「ひとひら」で私自身が一番好きなセリフでもある「一生懸命やったという事実があれば、辛かった思い出も全て楽しい思い出になる」にも通ずる、「あの頃も含めて私は今幸せです」とジェニーが今もどこかで微笑んでいるように思える言葉でもあると思うのです. 何も机に向かうことだけが勉強ではない. 後悔や退屈といった人生経験も立派な勉強であり教育. 本当の意味で大人になるとはどういうことか. それを改めて思い出させてくれたステキな映画でした. 深夜らじお@の映画館 もJUDY AND MARYの「クラシック」なら詳しく語れます. 金総書記の命日控え… 中朝国境の町、花束