よみがえる松田優作 顕彰イベント、黒帽子

19日サッカー親善試合、日本3―2ベルギー) 得点シーンをCGで再現日本、強豪ベルギー破る全得点、編集委員が解説 【中川文如】前半37分、右で細かくつなぐ日本. ベルギー守備陣が吸い寄せられてきた. 「裏に抜ければ、好機」. そう感じた酒井宏がタッチライン際を走り出した. パスを受け、読み通りフリーに. ゴール前へ高速のクロス. 柿谷が頭で決め、1―1の同点. 「いい形だな」. ベンチスタートの遠藤は得点場面を喜び、さらに思いを巡らせた. 「リズムを変化させれば、もっと攻められる」. 自身が出場した後半. 8分の勝ち越し点は、その「変化」がもたらした.

二十五回忌を迎えた俳優の故・松田優作さん(1949~89)を顕彰するイベントが9日、出身地の山口県下関市で始まり、妻の美由紀さんも駆けつけた. 会場には、出演した作品の台本、愛用のサングラスなどを展示. 優作ばりに黒い帽子でキメたファンもいて、カリスマ俳優の根強い人気をうかがわせた. 15日まで出演映画も上映. 美由紀さんは、映画「探偵物語」の薬師丸ひろ子さんとのキスシーンに「本当に腹が立ちました」と告白し、笑いを誘った.