日本が首位で1年後の決勝へ 災害救助ロボ

インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月21日、オンラインストレージサービス「IIJドキュメントエクスチェンジサービス」の利用者向けにiOS端末からファイルを操作できるWebDAVクライアントアプリ「 IIJ DOXクライアント for iOS 」の提供を開始した. 無料で利用できる. ドキュメントエクスチェンジは、企業向けに信頼性とセキュリティを保持したオンラインストレージサービス. 画像や映像などの大容量ファイルを手軽に共有できるとして大企業を中心に活用されている. SSLでの暗号化、ファイルのアップロード時のウイルスチェックなどのセキュリティ機能に標準で対応しており、企業間でも安全にファイルを交換できる. 提供開始となったiOSアプリは、WebDAVクライアントとして動作. iPadiPhoneで外出先でもドキュメントエクスチェンジに置かれたファイルの閲覧やアップロードができる. あらかじめアップロードしておいた資料を営業先からアクセスしてプレゼンテーションに利用するといった使い方も可能だ. DOXクライアントはOfficeやiWork、テキスト、PDF、HTMLのビューワ機能のほか、手元にサムネイル一覧やタイマーなど話者向けの情報を表示しながら、外部モニタやプロジェクタに出力するプレゼンテーション機能を搭載している. お気に入りに登録したファイルは端末に保存できることから、ネットワークに接続されていない環境でもアクセスできる. マイアミ〈米フロリダ州〉=行方史郎、高山裕喜】東京電力福島第一原発事故をきっかけに米フロリダ州で開かれていた災害現場用ロボットのコンテストが21日、2日間の日程を終えた. 日本から参加したチーム「SCHAFT(シャフト)」が参加16チーム中1位になり、来年12月にある決勝に出る資格を得た. フォトギャラリーはこちら 東京大のロボット研究者らでつくるSCHAFTの二足歩行ロボットは、多くのチームが苦しんだ車の運転でも約75メートルのジグザグ道を完走するなど、2日目も着実に得点を追加. 16チーム中トップの計27点で八つの課題を終えた. 7点差の2位にフロリダ州の研究機関「IHMC」、3位には18点の米カーネギーメロン大のチームが入った. コンテストは米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)の主催で、危険な現場で人間の代わりに作業するロボットの開発を目標にしている. 今回の上位チームは引き続きDARPAの支援を受け、決勝に参加. 車を運転した後に、がれき撤去やはしご登り、壁の穴開けをするなど連続した全課題を競う.