米クリントン長官、被災地の若者招き「トモ

東日本大震災の被災地の若者らが8日、東京・赤坂の米大使公邸に招かれ、訪日中のクリントン国務長官と交流した. 被災体験や将来の夢を語り、クリントン氏は「皆さんのような若者がいれば、日本の将来は大丈夫だ」とエールを送った. 会合は、米政府が日本政府や企業の協力を得て被災地などの若い世代への支援を進める「トモダチ・イニシアチブ」の一環として開かれ、日米の高校生や大学生計約20人が参加した. 福島第一原発近くの福島県大熊町に自宅があり、同県いわき市に避難している福島高専2年の有本温子さん(16)は「私は故郷での生活を失った. しかし、私を新しい道へと導いてくれる多くの出会いもあった」と話し、今秋から米国に留学して将来は外交官になる目標を披露. 震災で父親を亡くした宮城県石巻高校2年の阿部花さん(17)は「日本三景の松島を世界遺産にするプロジェクトのリーダーになる、という新しい夢ができた」と語った. ロンドン五輪第14日の9日、レスリング女子の72キロ級でアテネ北京大会銅メダリストの浜口京子(ジャパンビバレッジ)は、初戦の2回戦でグゼル・マニュロワ(カザフスタン)に敗れた. マニュロワが3回戦で敗れたため、浜口が敗者復活戦に回る可能性も消滅. 浜口の3大会連続のメダル獲得はならなかった.