電撃PlayStation】重力的SCE

カプコンは、2012年初頭に発売を予定しているPS3/Xbox 360用ソフト『ドラゴンズ ドグマ』の新情報を公開した. 『ドラゴンズ ドグマ』は、ファンタジー世界でこれまでになかった冒険を体験できる新作ACT. 広大でオープンワールドを舞台に、ち密なグラフィック、命が吹き込まれたようなリアルな生物たち、そして多彩なアクションを楽しめる. 1人用多人数ネットワークACTとして開発中だ. 今回明らかになったのは、物語の冒頭で訪れることになるダンジョン. 多彩なスクリーンショットからは、作りこまれた本作の世界観を感じることができる. 一緒に行動する"ポーン"と山の斜面を登っていく. 暗い道では、ランタンの明かりだけが頼りとなる. 道のかたわらには荒れ果てたテントが打ち捨てられ、その近くには朽ちた死体が横たわり、何人もの戦士が道半ばで果ててしまったことを見てとれる. 荒れ果てた建物内を進むパーティの前に、大きく武器を振り上げて攻撃を仕掛けてくるゴブリンの姿が! 一瞬も油断できない緊張感が続く. ダンジョン内にはさまざまなモンスターがはびこっている. 武装したゴブリンは知能が高く、集団で襲ってくるため、ポーンとの共闘、そして連係が必須となるだろう. プレイヤーの前にいるのは、先鋒隊として先に進んでいた仲間の兵士のようだ. 彼に導かれて、ダンジョンの奥へ進むことになる. モンスターは地上だけでなく、空中からも襲いかかってくる. その大きな羽で滑空し、パーティーをさく乱しながら攻撃してくるハーピー. 道中では、ドラゴンと対峙する場面も. 炎を吐き、圧倒的な迫力で行く手を阻むドラゴン. 油断すればすべてを焼き尽す炎で、塵(ちり)も残さず焼かれてしまいそうだ. 現地時間4月12日~13日にアメリカで開催されたベセスダ・ソフトワークスの発表会"BFG 2011". その中でプレイアブル出展されていたPS3/Xbox 360用ソフト『ハンテッド: ザ デモンズ フォージ(以下、ハンテッド)』のプレイレポートとインタビューをお届けしていく. 本作は、ダークなファンタジー世界を舞台に、パートナーと協力しながら迫りくる凶悪な敵に立ち向かっていく3Dアクション. 弓矢魔法による攻撃を得意とする女性エルフ・エラーラと、剣の達人・キャドックを操作して、不気味で残虐な敵と戦いながら、制圧された街や廃墟、そして不穏なダンジョンへと潜入していくことになる. 以下で、本作のプレイレポートと、制作に携わったベセスダ・ソフトワークスのマット・ディッケンソン氏へのインタビューを掲載していく. 『ハンテッド』プレイレポ 今回の試遊では、報道陣同士での協力プレイに加えて、思い通りの迷宮を作れる"ダンジョンクリエイト"を遊ぶことができた. まず協力プレイだが、キャドックを操るプレイヤーが近接攻撃を挑み、後ろからエラーラが援護するという形が基本となる. 援護もただ単に攻撃するだけでなく、パートナーの攻撃に魔法効果を付与したり、体力を回復したりと状況に応じたプレイが求められる. 一定以上ダメージを食らうとダウンしてしまい、パートナーに回復してもらうまで行動不能になってしまう. こうなると、当然戦力が大幅にダウンしてしまうので、相手の位置や体力などには十分注意しておいた方がいいだろう. 援護側はいろいろと考えて立ち回る必要がある. 最初、何も考えず2人同時に突っ込んでいたら、すぐに返り討ちにされてしまった... . 最初はAIを前衛にして、どうやって援護すればいいのかの立ち回りを覚えるといいかも? こちらは、パートナーに魔法効果を付与しているところ. 倒しても倒しても敵が出てくる場合には、ステージに仕掛けが隠されていることもあるようだ. 続いてダンジョンクリエイトを体験. こちらは5×5のマス目状に区切られた区画ごとに内部を作り込んでいくようになっており、作ったダンジョンはオンラインで公開できる. どんな構造にするのか、どんな敵をどれくらい登場させるのかなどを細かく設定することができた. ダンジョンクリエイトの画面. ボタン1つでダンジョンのランダム生成が可能となっており、そうしてできたダンジョンを自分で冒険することもできる. マット・ディッケンソン氏インタビュー マット・ディッケンソン氏. ――『ハンテッド』は、ゲーム全体でどれくらいのボリュームになっているのでしょうか? 全6チャプターの構成で、各チャプターはさらに6つくらいのセクションに分かれています. だいたい14~20時間くらいのプレイ時間を想定しています. プロローグは沼地、チャプター1は街、2はダンジョンで3はジャングル. 4は夜の街、そして5は石切場. 最後のチャプターはナイショです. ――14~20時間というのは、かなり幅があるように思えますが? 物語をストレートに楽しむだけであれば14時間くらいということです. 途中、探索できるエリアがあり、そうしたところも含めると20時間くらいになります. ――本作の成長システムについて説明してもらえますか? 本作では、魔法やスキルを覚えられますが、これはツリー形式になっていて、それぞれのプレイスタイルに合わせて次第に強い魔法やスキルを覚えられるようになっています. 細かい数値の振り分けは採用していません. ――武器の中には属性効果のあるものもありましたが、あれはどうやって入手するのでしょうか? 敵を倒したり、探索で手に入れたりすることができます. また試遊で体験してもらえたと思いますが、パートナーに魔法をかけることで、それらの武器と似た効果を得ることも可能です. ――ダンジョンクリエイトについてお聞きします. プレイヤーは、最初からダンジョンクリエイトの機能をフルに楽しめるのでしょうか? いいえ. ゲームをプレイしていくうちにゴールドを入手できますが、そのゴールドを支払うことで、ダンジョンクリエイトで使える要素がアンロックされていきます. ――キャデックとエラーラは、どういった関係なんでしょうか? キャデックはどちらかというと控えめで、エラーラのほうが攻撃的な性格です. 2人の会話を聞いていると、結構面白いですよ. それと実は、エラーラはキャデックの倍の年齢です. ――どういった要素をプレイヤーに楽しんでもらいたいですか? ダンジョンクリエイトなどもそうですが、キャデックとエラーラでは特性がまったく違うキャラクターですので、キャデックで1周目を遊んだ人は、今度はエラーラでプレイしてもらいたいですね. また、サイドクエストを1周で全部プレイすることは難しいと思いますので、2周目以降はサイドクエストのコンプリートを目指してもらうのもいいかもしれません. また、ほぼ達成不可能な実績も用意していますので、ぜひ挑戦してみてください. ――レアなアイテムもありますか? 低確率で出現する特殊な武器を用意しています. 見るからにスペシャルな武器で、実績やトロフィーにも影響しているのでぜひ探してみてください. SCEから2月9日に発売されるPS Vita期待のA・AVGGRAVITY DAZE/重力的眩暈: 上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動(以下、GRAVITY DAZE)』. 本作は、PS Vitaの機能を生かした重力アクションと、フレンチコミックから着想を得た独特の世界観が特徴の大冒険活劇だ. さて、去る2月1日、プレコミュを通じての応募に見事当選したユーザーを対象に、『GRAVITY DAZE』の先行体験会&制作スタジオ見学ツアーが、SCE本社にて実施された. 映像や音声をはじめとした制作現場見学、制作スタッフ陣が直接話す制作秘話の紹介、そしてゲームの先行試遊など、約2時間にわたる豪華な内容で実施されたこのツアー. 電撃PlayStationの『GRAVITY DAZE』担当である私ONもこっそり参加してきたので、その様子をレポートしていこう. キャラクターからの歓迎メッセージ. 明るいキトゥンとシリアスなクロウのギャップがおもしろい. ツアースタート! 始まりは三角形の部屋 次々と案内されてくる参加者たち. 待合室に設置されたモニターには公式サイトでも公開中のPVが流され、ときおりグラビティ・キトゥンやグラビティ・クロウからの歓迎メッセージも表示されていた. 重力的SCEへようこそ! 待合室として使用されたのは、三角形をした会議室. SCE内にはPlayStationのコントローラのボタンをイメージして『○』『△』『□』『×』をモチーフにした部屋があるんだとか. ツアーの進行を務めたのは、『GRAVITY DAZE』の宣伝担当・北尾泰大氏(左)と丸山周氏(右). 北尾氏は『平日の昼間ということもあり、みなさん来れないのではと不安に思っていたので、こんな大人数に来ていただけてとてもうれしいです! 』と語った.