パレスチナ初の世界遺産登録 米・イスラエ

ロシア・サンクトペテルブルクで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は29日、キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸パレスチナ自治区ベツレヘムの聖誕教会と巡礼の道の世界遺産登録を決めた. パレスチナが申請した史跡が世界遺産登録されるのは初めて. 委員会は、紛争や災害などで傷み、保護が必要な「危機にさらされている遺産リスト」にも登録し、国際社会に支援を求める. 国家樹立への足がかりとして国連への正式加盟を目指すパレスチナは昨年10月、アラブ・アフリカ諸国などの後押しを受け、ユネスコの「加盟国」になった. ナイキサッカースパイク イスラエルと事実上の同盟関係にある米国は「時期尚早」と反発し、ユネスコ分担金の22%にあたる年間8千万ドル(約62億円)の拠出金を凍結した. 米原発不具合、「非常に珍しく深刻」NRC