2011春夏コレクションレポート 「シャ

壮観"、"広大"、"豪華". 今回の「 シャネル 」のショウは、こんな感嘆の言葉を発することしかできな... 壮観"、"広大"、"豪華". 今回の「 シャネル 」のショウは、こんな感嘆の言葉を発することしかできないくらい、素晴らしいものだった. カール・ラガーフェルド はいつもグラン・パレをコレクション会場とし、いつもスペクタクルを見せてくれる. それにも増して今回は、もっとスケールの大きい豪華なショウを計画していた. 建物内部のフロア一面にしつらえた3つの噴水と、美しいモノクロームフランス式庭園の中を、モデルが無限に歩き続けるかのよう. 「パリじゅうのモデルが集まったわね」とは英VOGUEファッションエディターのケイト・フィーラン. フルオーケストラがオアシスなどのヒット曲を演奏し、元シャネルのミューズ、 イネス・ド・ラ・フレサンジュ が笑顔で歩き歓声に応える様子は、ファッションショウというよりは、デカダンなファッションの歴史が創られているようだった. とてつもなく美しい服の数々を見せてくれた驚くべき仕事振りは、舞台設定の壮麗さにぴったりだ. クチュール感は素晴らしく、ズタズタに裂けたような淡い黄色がかったピンクのシルクドレスは、魔法の屋根裏で発見してフェザーの飾りで見事に蘇ったみたい. ツイードのシャネルスーツも、虫に食われたようなデザインを巧みに演出し、デジタルプリント効果で、虫食いの場所は入念に決められていた. 花のモチーフも独特のルックに取り入れた. ツバキが大きく引き伸ばされて、淡い黄色やピンクでレイヤーのシフォンドレスにプリントされていたのが印象的だった. シャネル のキャットウォークには、リッチなファブリックと贅沢さがつきものだが、今回はメタリックなツイードが際立っていた. ココ・シャネル の帽子をかたどったパラソルは、欲しくなってしまうくらい素敵だ. ヘムラインのトレンドになりそうな、ミッドカーフ丈のフローラル柄のレイヤードシフォンドレスや、ピーチのマラボーに覆われたドレスはショウマンシップの見せ所. ナイキ スニーカー 激安 一方で、ゴールドベルトを締めた. 目の詰んだファブリックのブラックドレスは、リアルライフを送る女性をしっかりと据えている. よちよち歩きの幼児を父親とお揃いのツイードを着せて登場させたりと、 ラガーフェルド は シャネル を楽しんでいる. ゲストたちは実に、見応えのある華麗なショウを見せてもらった. 2011春夏コレクション「シャネル」の全ルックは、こちら. 「シャネル」のコレクションを動画で見るは、こちら.