ファン"に向けたクラウドサービス・Fan

NTTプライム・スクウェアは、クラウド型サービス"Fan+"の関係者向け発表会を、本日5月12日に東京都内で開催した. Fan+は、好きな物がある人(=ファン)に向けた、新たなネットワークサービス. 動画、テキスト、写真、音楽などを組み合わせたハイブリッド型のコンテンツを、ブロードバンドネットワークを通じて配信する. PCや携帯電話、スマートフォンタブレットPCなど、さまざまなデバイスで、そうしたコンテンツを楽しめる. 発表会では、プロジェクトに共同で取り組んでいる角川グループホールディングス代表取締役会長兼CEOの角川歴彦氏と、日本電信電話代表取締役副社長の鵜浦博夫氏が登壇し、あいさつを行った. 「デバイスフリーなコンテンツを作って、ユーザーに楽しんでもらえるようなプラットフォームを作っていきたい. コンテンツを持っている企業が、安心して参加できるようなものにしていきます」と角川氏. 鵜浦氏はFan+について「ユーザーとコンテンツとをつなぐ触媒として、全力をあげてチャレンジしていきたい」と意気込みを語っていた. その後ステージでは、NTTプライム・スクウェアの取締役企画部長、井上淳也氏によってFan+のプレゼンテーションが行われた. Fan+では、ネットワーク上にコンテンツをコレクションできるBOXが用意され、PCや携帯電話といったデバイスを問わず、コンテンツを閲覧できるようになるという. 映像や文字を組み合わせたハイブリッドコンテンツが提供される. ハイブリッドコンテンツとはどういうものか、具体的な例が示された. 例に挙げられたのは、歴史上の登場人物をフィーチャーしたコンテンツ"歴メン". 年表や映像などの各種コンテンツを楽しめるという. マルチデバイスの対応についても、PCや携帯電話での表示画面を比較しながら解説していた. スマートフォンでの閲覧では、井上氏が実際にXperiaiPhoneを使用し、アプリを立ち上げてみせた. 井上氏によれば、このサービスはイベントなどとの連携なども予定しており、たとえばFan+でコンテンツを購入すると、イベントに優先的に参加できるといったようなことも考えているという. なお、Fan+は今年9月にサービス開始予定とのことだ.